海外営業は前提合わせ
違いを違いと知らないとすれ違う
海外営業の特徴の一つとして、会いたい相手に困ってもすぐに会えない、連絡がつかないことが多いということがあります。何せ距離が遠いですし、通信にはコストがかかり、言葉も違います。その分、通常のコミュニケーションにおいて、前提を合わせることがとても大切になります。また、同じ部門の人たちとは、なるべく感性(ノウホワイ)を合わせておく必要があるのです。
人である以上「点」の情報が集まれば、それを線で結びたくなるのは当たり前です。それが脳の機能だからです。しかしその「線」が、想像力の一部であることを知らなければなりません。ビジネス用語で言えば「仮説」にあたります。
例えば、、
運動会の前に笑っている子がいます。
運動会の前に泣いている子がいます。
その「点」の情報を集めます。
明日運動会
外は雨
子供が笑っている
子供が泣いている
人は空白を埋めるため「線」でつなごうとします。
この子は明日運動会が中止で嬉しくて喜んでいる。
あの子は明日運動会が中止で悲しくて泣いている。
それは「事実」であると錯覚しがちですが、「仮説」です。
よく見れば、そこに一つの事実がありました。
笑っている子は3分前に親にほめられた。
泣いている子は3分前に親にしかられた。
前提条件が変われば、答えが変わります。
仮説も当然、変わりますね。
海外営業、それはすれ違いの塊のような職種です。取引先、関係者の文化、言葉、それだけではありません。同じ会社の社員でさえ、その感覚は異なってきます。前提を合わせること、まずはできるだけ多くの情報を集め、引く線は一本一本確認しながら引く。導かれたものは「仮説」です。それを現実にするには「共通用語」を作る。ひとつひとつ丁寧に、信頼関係を保ちながら、全体像を捉え、各論に。海外営業は地道なコミュニケーションの連続です。